« ある日の呟き(66) | トップページ | マロングラッセ »

2013年7月 7日 (日)

流れ星からの贈り物

pen流れ星からの贈り物

by 理沙

時は戻り2012年7月7日、まだメガロード01が動き出す前の、スカル・リーダーVSスカル・オーレオリン事件の後の「アポロ基地」での出来事です。

懐かしい彼らと共に、今年の七夕SSをどうぞ~。

ヽ(´▽`)/heart04

:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+

:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+

その日、輝は何処か充実した気分でありながらも、ちょっと頭を抱えていた。

それと言うのも、このアポロ基地のどんなベテラン・パイロットも、手なづけられなかったという、この基地の暴れ者兵士、ロナルド・ディゴス中尉とマイク・バードソン中尉を説得し、自らのチームとして考えている新型戦闘機「VF‐4スカル隊」の隊員として迎え入れる事が出来ていたからだ。

彼等を説得する為に、輝自身も軍の規律を多少破り、その為に減給となってしまったのだが、彼らと話す為にしたそんな上官ぶらない行為が、彼らにはとても親しみを覚える行為だったようで、それ以来彼らは、従順過ぎるほど輝に関わる様になって来たのだ。

基地の同期や先輩達からは、良く手なづけられたなと褒められたり、逆に凄いやり手だと尊敬されたりで、今回の事件は輝の「男」を上げることでもあったのは言うまでもなかったのだが――。

「隊長~!一杯飲みましょーぜぇ!いい所があるんすよ~!」

「勿論、そこにはかわいこちゃんも沢山いますぜぇ?大ジョーブ、あそこの女の子達はちゃんとわきまえてますから~♪」

「これぞ男の甲斐性っつーもんっしょ?ギャ――ッハッハ~!!」

両者は、当然の事ながらそれからというもの、輝の都合など全く考えずに、強引に絡み始めて来たのだ。

悪気など勿論全然ないのだろうが、そのダブルの強引さと言ったら凄い。

「…あっ、あのなっ、悪いんだけれど、今日はちょっと用事が――。」

「エエェェェエエ!?付き合い悪いじゃね~ですかァ!俺様の快気祝いの飲み会っすぜぇ!?隊長がいなければ始まらないんスから、そんな用事後回し後回し!」

「これからの親睦を深める意味でも、腹割って存分さわぎましょ―や!ねっ、ねっ!?」

「わ、わかっているが、し、しかしなぁ…。」

今日だって、どうしてもやらなければならないことがあるのだ。

『だって、滅多に会えない未沙が、明日で、明日で本部に帰っちゃうんだ…!』

アポロ基地に視察に来ていた艦長内定の未沙を含めた本部の関係者達が、この基地のメガロード01の視察や、内部の対応の為にずっと1週間滞在していたのだが、彼女が睡眠も欠くほど忙しい上に今回の事件で、結局輝の方も右往左往の状態になってしまったわけで、気が付いたら明日で彼女達が帰ってしまう期日が迫ってしまっていたのだ。

プロポーズも本気のキスもした事だし、次に男女が段階を踏む事をと考えれば、どうしてもこの僅かな時間で決めなければ、男が廃ると言うものだろう。

しかし、元々短い視察期間、スケジュールが目いっぱいの上に、彼女はまるで本人を守り固める様に本部が決めた特定の場所で、他の幹部達と共に寝泊りをしているのだ。

だから、とてもそこから連れ出して一夜を迫るなど、雰囲気的にも出来る状態にはないのである。

だったらせめて、食事の時間など僅かな合間でも会えるだけ会って、少しでも暇を作って一緒にいたいのだ。

しかし、そんな事を彼らにどう説明したらいいのか。

「んんああ~?…もしかして隊長ぉ、俺らみたいな奴とじゃあ、飲めないってんじゃあないっしょーね…?」

どうもハッキリしない輝の様子に、マイクが目を座らせ訝しげにそんな事を言って、輝に0距離で迫って来た。

「ち、違うよ!そんなんじゃない。君達があれから俺に心許してくれて、本当にホッとしてるんだ。それは偽りない。」

「だったら、しのごの言わずに!ホレ、俺らここで待ってますからぁ~、ねっ?隊長だって絶――っ対ェ気に入りますって!」

ロナルドが懐から、折り畳んだメモを取り出してピッ、と目の前に見せていた。

「し、しかし…。」

それでも戸惑う輝に、ロナルドがこっそり耳打ちしてニヤリ、とする。

「…言っときますけれど、トンズラこいたりしたら、俺様またグレちゃいますからね~?俺様を部下にした責任は、ちゃーんと取らなきゃ駄目ですよォ~?」

ロナルドが、悪戯っぽくにんまり笑いながらそう呟いたので、輝はムッとなる。

部下にした以上、彼らの行動の責任は、確かに全部自分のものとなってしまうからだ。

全く、何て悪知恵が回る奴なのだろうか。

彼はそのまま、その手の折り畳んだメモを、輝のツナギのポケットにいそいそと押し込んでいた。

「おっ、おい、ロナルド!?」

「夕方仕事が捌けたら、絶対ェそこへ来て下さいよォ~!絶対っスよ!!」

輝が言い返す言葉も全く聞かずに、2人は相変わらず他人を巻き込むその調子で、楽しそうにその場から去ってしまうのであった。

『ヤレヤレ…。でもやっぱり断ろう。事情を話すのは、流石にあいつらが相手じゃ恥かしいけれど、ちゃんと話せばわかってくれる…はずだし。』

女が関わるそんな理由など、正直人には話したくなかったが、自分にとっては切実なことであるのは確かであり、例え色々とからかわれたとしても、真剣さ故に輝は結局、心の中でそう決めるしかなかったのである。

仕事が終わり、輝がしぶしぶポケットに納めたままの先程のメモの、指定場所を開いて見ると、何と場所は軍部の中、しかも何故か格納庫の指定であった。

『!?あいつら、何たってこんな所に?…まさか何かと間違えたのか?』

飲みに行く、と言っていながら、待ち合わせがそんな所であるのは少し変だ。

今は夜間のパトロール隊が外へ出ていて、格納庫にいるのは、それに携わる僅かな兵達だけであった。

現在格納庫のその場所には、輝のスカル・リーダーをはじめ、新しく専属パイロットが決まったスカル・オーレオリン、スカル・リーフグリーンがあるのだが、約束を指定した彼らはやはり姿が見当たらない。

「…全く、何やってるんだ。」

暫くそこで待ってはみたが、一向に彼らはやって来ない。

イライラとして、やがて輝は携帯を取り出して、まずロナルドに連絡を入れようとした。

が、次の瞬間である。

スカル・リーダーの機体の陰にいた輝の反対側に、動く影があったのだ。

「――だ、誰だ!?」

自分以外にスカル・リーダーに近付くのは、整備の人間しかいないはずだが、今はもう夜勤務以外はバルキリーが動いていない為、今スカル・リーダーの傍に人がいるはずがないのだ。

「…ご、ご免なさい、突然。」

だが、答えた声を聞き、輝は一瞬えっ?となり唖然としてしまった。

「輝?…そこにいるのは輝でしょ?」

「そ、その声は…まさか、未沙?」

輝は急いで、機体の反対側に移動する。

するとそこには、軍服姿の未沙がいたのである。

「な、何でこんな所に…?」

輝が戸惑うのとは裏腹に、未沙の表情は不思議そうであった。

「貴男がここにいるだろうから呼びに行ってくれって、バードソン中尉に言われたのよ。貴男こそ、仕事はもう終わっているんでしょ?もう飲み会始まっているわよ?」

その彼女の言葉の意味が全く理解出来ない輝は、思わずキョトン、とした。

「の、飲み会?…な、何だ、それ。俺はロナルドとマイクに、強引に飲みに行こうと誘われていて、ここで待ち合わせていたわけで――。」

だがそこで輝はハタ、と言葉を止めた。

ロナルドとマイクに、完全に何か仕掛けられた、と感じたからだ。

「私や幹部達が明日で帰るから、彼らには今日の打ち上げの場所を探してもらっていたの。ほら彼ら、ここの勤務が長いから繁華街の店も良く知っているだろうし、スミス大佐が頼んで下さったのよ。今皆ある場所で集まっているわ。勿論彼らも同席しているし、貴男も誘っているからって言っていたんだけれど…おかしいわね。」

「あ、ああ。…俺はてっきり、ここで1度揃ってから行くのかと思ってたんだ。わ、わざわざごめんよ。」

輝はそう誤魔化して彼女に答えたが、心密かに憮然とし、目が皿になっている。

『…全く、あいつら、まさか俺を驚かせようとして、そういう誘いがある事を俺だけに黙って、わざと未沙をここに――。』

「そ、そうだったの。」

2人は暫く無言となってしまったが、やがて未沙の方がもじもじとしながら輝に呟いた。

「…あ、あのね。行く前に…なんだけれど…。」

「ん?」

「あ、あのね…。」

未沙は何処か落ち着かなく、照れ臭くて輝を見る事が出来ないのか、頬を染めつつ視線を逸らして呟いている。

「何だい?」

「そ、その…。飲み会とは言っても、私ってどうもああいう席は苦手なの…。1度は顔を出したし、皆は結局私なんかがいなくても楽しんでいるみたいだし、その…寝不足で疲れてもいるから、私は先に宿舎に戻ろうかなっ…てさっきからちょっと思っているの。そうすれば――…。」

「…。」

「…少し位…貴男とお話する時間も取れるかなって…。」

輝の胸がドキリ、と鳴った。

――ちょっと待て。

それってもしかして、自分を「誘って」いるんだろうか?

そう何となく感じた途端、輝の全身に一瞬にしてボンッ、と血が上っていた。

確かに、未沙に付いている本部の関係者達が、ロナルド、マイクを含んだ形で一か所で飲んでいると言う事は、現在未沙達の宿舎には今誰もいないと言う事だ。

当然、自分の宿舎部屋の傍にいる彼らも宿舎にはいない、と言う事になる。

『う、うおっしゃあ…っ!いきなりチャ――ンスかも――…!!』

咄嗟に輝は有頂天になってそう思ったが、彼に対して実はそんな所まで全然考えが及んでかった未沙の方は、今自分が何だか変な事を言ってしまったかも知れないと急に認識したのか、次にはハタ、真っ赤になって、突然話の矛先を別の所に変えた。

「…あっ!で、でもっ、貴男はお酒飲みたいかも知れないものね…!ご、ごめんなさい、変な事言っちゃって。私ったら貴男も同じだとか勝手に思っちゃって…。や、やっぱり何も言わないですっぽかすなんて良くないわよ、うん。も、戻りましょうか!」

『えええ――っ!?』

勿論、先程の言葉に直ぐに答えるつもりだった輝だったが、未沙は何が作用したのか、いきなり引こうとしたのだ。

完全に恥ずかしさで思考が混乱しており、パニックを起こしている時の彼女である。

彼女は本当に望んでいる事に思い詰めると、時々こんな風に思考と行動がちぐはぐとなった様子を見せる事があるのだ。

輝は流石に慌ててしまい、そんな彼女を引き留めたくて、思わず妙な事を口走ってしまった。

「――あっ、ああ、じ、じゃあそっ、その前にさっ!」

「…!?」

「せ、折角ここにいるんだから、ち、ちょっと、スカル・リーダーを見ていかないか?外見は見ても、まだ乗ってはいないだろ?な、中をみせてあげるよ!」

だからここにいて、と思いながら、輝は必死である。(=輝にはこれが精いっぱいである。)

何処か必死に未沙を引き留めようとするその様子に、未沙は思わず唖然とした。

しかし、輝の言動に何かの必死な意思を感じたのか、未沙はやがてフッと優しげに微笑んでいたのである。

彼も、少しでも「一緒にいたい」と思ってくれているのだ。

「…ええ。いいわよ。勿論私も、新しいスカル機に乗ってみたかったの。色々教えてくれる?」

そして、その場で彼に向って、手をそっと差し出している。

「…うん。」

輝はそのまま、その彼女の手を握っていた。

「――…。」

2人の柔らかい視線が俄かに合い、心の何かが繋がっている。

輝がそのまま彼女を誘導し、傍の簡易階段を機体から引き出して先に登って行く。

「…!」

だがそこで、輝はシートの上に、1本の赤いリボンがかかったガラスの瓶が置いてある事に気が付いた。

「…あれ?」

「?」

輝は先にコクピットに立ち、そのシートに置いてある瓶――ワインらしきボトルを手に取っていた。

「どうしたの?」

「いや、こんなのがこのシートに…。」

輝は顔を出した未沙の手を取り、まずコクピットに引き上げてから、その瓶をまじまじと見た。

裏のラベルに、マジックで何か書いてある。

「アポロ基地の牽牛と織女へ捧ぐ。

         流れ星たちより。」

瓶の裏にはそんな文字が書かれ、その字を見て輝はハッとなっていた。

――そう言えば今日は7月7日、日本では「七夕の日」だ。

書かれているその文字の意味に、輝はこれを書いた者が、自分に伝えたいのかやっと悟っていたのである。

「…ワインボトルじゃないの。一体誰がこんな所に?」

未沙がその可愛らしいリボンに触って不思議そう言っていたが、輝が突然プッと笑い出し、腹を抱えて大声で笑い出したのだ。

「ひ、輝?」

「あはっ、あははは…。全く、あいつら――…!」

それから暫く、輝の笑い声は格納庫中にこだまして、中々止まらなかったのだ。

「…アハ、ハハハ…じゃあ、遠慮なく天の川を渡りに行きますか。」

「え…?」

やがて輝はそんな事を呟き、ニッコリと笑ったかと思うと、何と共にコクピットにいる未沙の手を、自分に引き寄せる様に強く引っ張っていたのである。

「…でもよぉ。お前、また何だってこんなこと思い付いたんだよ?」

様々なライト輝くキャバレー・クラブの中で、酒を注いでおしゃべりをしてくれる女の子達を周りに侍らせて、マイクは両脇に店の女の子の腰を抱いて上機嫌のロナルドに問いただしていた。

マイクが煙草を咥えると、右隣りのホステスがライターですかさず点火してくれる。

同じコーナーでは、スミス大佐を始め、本部から来た男性幹部達や女性士官も、既に酒に酔って出来上がっており、同じ様に歓談したり、カラオケをやったりして楽しそうに騒いでいた。

「――ああ?」

首に抱き付いて来るホステスをあやしながら、ロナルドはマイクの方を見た。

「そりゃあよォ、…ちょっとした義理返しだよ。」

「義理返し?」

「おう。」

ロナルドは寄り添うホステスの腰から一時手を離し、卓上の水割りを少し煽っていた。

「…あの隊長さぁ、俺様がオーレオリンの後遺症でずっと入院して隔離されていた間、いつも仕事中に定期的に俺様を見に来てくれていたんだぜ。」

「隊長が?」

「ああ。」

マイクもあの間、仕事終わりにロナルドを見舞っていたが、全然彼に会う事はなかったらしく、目を丸くしている。

「全然気付かなかった。」

「…だろ?何だかよォ、あんなことを勝手に起こした俺様に対して、あんなスゲェ機体をぽんとくれたばかりか、忙しい準将様の事で頭いっぱいのはずなのに、わざわざ俺様の事に時間割いたりしてよ。…妙に優し過ぎんだよな~。」

「確かに。俺達のどんな誘いも必ず受け入れて、色々気を遣い過ぎな所はある。大変なら断りゃいーのに、真面目すぎるぜ。」

「おう。だからよォ、折角お互いを目の前にしてるっつーのに、周りに気を遣い過ぎて、結局この1週間全然先に進めてないみたいでなァ。だからつい、ちょっかい出したくなっちまったってーわけよ。」

「成る程なぁ。」

「それに――…。」

ロナルドはフッとソファーに寄りかかって、何処か遠い目をして天井を見上げていた。

「何だか、あの2人には、絶対ェ結び付いてもらわなきゃなんねーような…気がしててよ…。」

「?」

マイクが思わずキョトン、となる。

「…おい何だよ、それ?お前にしちゃ珍しいじゃねーか。今まで散々、カップルを見ると悪戯して邪魔ば――っかしていたクセに。何だ、もしかして、早瀬準将に悪戯した事に対しての詫びの気持ちか?」

「――…。」

そうだ。

あの瞬間の準将の「匂い」だ。

今の己に、妙な「感覚」を覚えさせているのは。

しかし、自分でそう呟いたものの、自分でもその「感覚」が良くわからなかったのか、やがてロナルドはフッと口元に笑みを作って、視線をマイクに戻していた。

「…ま、そんなこたぁ別にいいじゃねぇか。元々俺らが、スミス大佐から会場設定を頼まれていた事なんだし、こうしてお客をここに留めていれば、連中は『会う場所』も確保出来るわけで、同時に俺様はここの女の子をお持ち返り出来るし、お前ェは美味い酒を大佐持ちでザバザバ飲めて、一石三鳥なんだからよォ?」

「お持ち帰り」と聞いたホステス達が、黄色い声を上げてキャ~ッと騒ぎ立てる。

今日出会った女の子の中で1番気に入っているのか、ロナルドは再び左隣りのホステスの腰に手を回し、その首筋にふざけて軽くキスをした

彼は喋りながら、女性を口説く事も勿論忘れていない。

「粋な計らいだろ?」

ロナルドは歯を見せてにんまりと笑う。

「…そういうわけか!だから日本の行事『七夕の日』を掛けたようなメッセージにしたわけな!確か、滅多に会えない恋人同士が、1年に1回天の川で会うって言うアレだったもんな。マジ今の隊長たちそのまんまじゃねーか。準将、きっと今頃ウットリしてるぜぇ?ぎゃっはっは~!」

マイクがロナルドの行動にやっと納得して爆笑した。

「おうよ。だからボトルの他には何も用意しなかったのさ。…グラスがなければ口移しで女酔わせるしかねえからよォ!どうでい、ここまで気を回した俺様の采配を~!ギャ――ッハッハ~…!」

2人でそんな卑猥な事を考えながら、暫く大笑いして酒の肴にしていたが、やがて両者は次第に何を思ったのか、俄かに冷や汗をタラリと出しハタ、と思考を止めている。

「…オイ。俺様がわざわざグラスを用意しなかったの、隊長意味わかってる…よなァ?」

「俺に聞くな~…。」

あの超鈍感な隊長にして最後のツメが甘かったと、両者がその後同時に頭を抱えていたのは言うまでも無い。

勿論当の2人は、ボトルは部下達が気を使ってくれた「七夕の記念」として、やはりその場では空けずに、そのままスカル・リーダーで暫し内緒で近くを飛び、天の川を眺めるデートをしたそうである。

だが次の日、ロナルドとマイクから見た一条隊長の機嫌は、何故かすこぶる「最悪の状態」だった。

その後を期待しながら、ボトルのワインをどちらかの部屋で共に飲もうと思っていたのに、新しいバルキリーの乗り心地があまりにも良過ぎたせいか、彼らが帰って来る頃には、未沙が疲れで完全に「爆睡」してしまった、という予定外が起きてしまったからである。

だから、聞くに聞けないロナルドとマイクがその事実を知るのは、かなり後になってからの事だったのは言うまでもない。

おわり。

|

« ある日の呟き(66) | トップページ | マロングラッセ »

コメント

ロナルド&マイク でかした!
ロナルド!君はなんて 粋 なんだ!
グラス無し 素晴らしいぞ!
輝を 紳士にも猛獣にもなれる様にするとは 素晴らしい♪
輝・・・うっう~ うわぁぁぁぁん
未沙・・・・・・爆睡
こ これは お持ち帰り桶!なの?
ましゃきゃ・・・・・・ (生唾ゴキュ)
この二人は、この頃 純情しゅぎりゅぅぅぅ 読者を 生かさず殺さず 生殺しメガ・ロード突き進モンモン (笑)

今宵は七夕 愛し合う人々に 希望の橋が掛かりますように

雨と高温に めげかけてる ペンギンなバボ でした
ラーメンは 熱くて 持つことも食べることも 苦手です バボですバボです・・・・・・バボれし ( TДT) ラーメンの所は、ヒロシの口調で読んでちょっ

投稿: 敦賀屋 バボ | 2013年7月 7日 (日) 03時52分

( ´ー`)ノ コンチャ
七夕には必ずUPあると思って楽しみにしてましたぁ(*´∀`*)ゞ
ロナルド&マイクはホントいいヤツらだねぇ~
輝の鈍感さと未沙のちょっと天然お嬢様なところがまたまたいい感じでしたぁ。
輝ももう少し強引にいけばいいけのにって思ってしまいました。
最後は未沙が爆睡・・・一緒に添い寝でもしたんでしょうか?
せっかくのロナルドとマイクの気遣いを無駄にしちゃってますよねぇー
ほんとウブと言うかヘタレと言うか・・・残念な輝だけど
そこがまた魅力?なのかもね( *´艸`)クスッ♪

今日は七夕!ここ数日は雨だったけど・・・今日はいい天気だから天の川見れるかなぁ~

高温多湿に耐えかねてエアコン生活のichikaでしたぁ
理沙さんこれからも頑張って下さいねぇ!

投稿: ichika | 2013年7月 7日 (日) 12時19分

sun敦賀屋バボさま。
>お持ち帰り桶
そこはそれぞれご想像にお任せしますが(笑)、どちらの宿舎へ連れて行っても、輝が元々疲れで眠っている未沙を無理矢理起こして…のタイプでしょうか。(笑)
私なら、そう思いますけれどねw
( ^ω^ )heart01
昨夜は星が綺麗に見えていました。
私の所では明かりが増えて見えにくかったですが、場所によっては天の川も見えたかも知れませんね。

投稿: 理沙 | 2013年7月 8日 (月) 07時43分

sunichikaさま。
いらっしゃいませ!(・∀・)
>ロナルド&マイクは
久々に登場した両者ですが、この時ロナルドは、輝と未沙両者に対して、自らでも漠然と何らかの不思議なものを感じています。
これが後々の外伝にも反映しているので、楽しみにしていてくださいね。
>ウブでヘタレな輝
優し過ぎるのも結局仇になっている、と言う事でしょうねw(笑)
ウチのヒカミサの、その後の夫婦関係を、皆さんが知っているからこそ、この頃のへタレさが生きています。
ロナルド&マイクの様な遊び慣れている男達と、女性を知る前のウブな輝との意識の間には、かなり大きな(天の)川が流れている、と言うオチでしたw
ヾ(´ε`*)ゝ エヘヘheart04
本当に急に暑さ到来なので、熱中症などには充分、お気をつけ下さいね~!

投稿: 理沙 | 2013年7月 8日 (月) 08時35分

七夕のSS、書いてくださると思っておりましたが、ロナルド&マイクとの絡み、ありがとうございます。
女遊びに長けていても、根は飛行機乗りはイイ奴等で仲間なんでしょうね。
未沙さんの爆睡はミンメイの横浜帰郷とは違い、彼と一緒に入られる安心感から心を許して、鉄の鎧を脱いだのでしょうね。そのチャンスを逃し、操縦桿を握る輝さんを想像すると微笑ましいです。
七夕らしい、SSありがとうございました。
こちらは快晴で天の川もバッチリ見えましたよ(田舎ですので)。
こちらは8月7日が七夕。二度美味しい北の大地です。

投稿: くまお | 2013年7月 8日 (月) 17時14分

素敵な七夕ストーリーご馳走さまでした。

アダルトな二人も好きですが、この純情時代もまた美味し、でございます♪

七夕が済んだ途端いきなり真夏になってしまいましたが、体調に気をつけて、また素敵なお話をお願いします~。

投稿: ぱよぷー | 2013年7月 8日 (月) 21時36分

sunくまおさま。
いらっしゃいませ!( ^ω^ )/
物語を楽しんで頂けた様で、ありがとうございました。
>心を許して、鉄の鎧を脱いだ
そうですね~。
スカル・リーダーは1人乗りのはずですから、輝が膝に未沙を抱っこした状態なので、張り詰めていた未沙は、唯子供の様に無防備にホッとしてしまったかも知れません。
その時の輝のもんもんは、相当のものだったと思いますが。(笑)
そのとばっちりは暫くロナルドやマイクに向けられた後、結婚初夜→未来ちゃんへと繋がるのです。(笑)
>8月7日
へえ、それは知りませんでした。
旧暦に当たるのでしょうか?
( ^ω^ )

投稿: 理沙 | 2013年7月 9日 (火) 15時26分

sunぱよぷーさま。
足跡有難うございました!
(*´人`*)shine
どちらかと言うと、既に「純情時代」の方が書きにくくなっているかも知れない私でございます。
最近どうも昔が遠いw(笑)ので、この時期の発想が出来た事は、マジで奇跡に近いかも知れませんw
ヾ(´ε`*)ゝ エヘヘ

暑中見舞い…にはまだ少々早い時期ですが、御挨拶まで有難うございました~。
m(_ _)m

投稿: 理沙 | 2013年7月 9日 (火) 15時48分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ある日の呟き(66) | トップページ | マロングラッセ »